非日常ではなく、日々の生活・くらしに密着した、身のまわりで出「遇」い、なんとなく気になったささいな出来事をとりあえず追いかける。無理しないで、日常の「余白」時間を活かして、ゆるりと探究を続けてゆく。そんな「個」Laboレーション実践を積み重ねることが探究体質をつくりあげてゆく!
【源自物語 自分の名字を探究してみたら……】
たまたま出「遇」った「市川神社」をきっかけに「市川」という名字を追いかけてみる。すると、単なるルーツ探しにとどまらない思わぬ方向に広がって、妄想仮説が生まれてゆく。ただ「市川」に関わるモノ・コトを飛び石伝いに、根をつめることなく「ゆるく」追い続けた日常探究の軌跡。
思考も歩行も飛び石に(1) 出「遇」いは偶然やってくる 市川神社を知る
思考も歩行も飛び石に(2) 寄り道しながらゆるりと市川神社へ 土地から探索のヒントを得る
思考も歩行も飛び石に(3) 歩いて出「遇」ったことを地図で表し、ググって情報を得る
思考も歩行も飛び石に(4) 「遇」から「偶」を生み出す方法 三つ巴で考える
思考も歩行も飛び石に(5) 「偶」を生み出すストックとして「雑」を集める Collecting Dots
思考も歩行も飛び石に(6) 「雑」を広げる 「地名」としての「市川」を探る 太秦から千葉へ
思考も歩行も飛び石に(7) 「国府」と「市川」のつながり 「仮説」の誕生
思考も歩行も飛び石に(8) 「仮説」を図書館で調べて、広げ、深めてみる
思考も歩行も飛び石に(9) 友人・知人からもたらされた情報を追う
思考も歩行も飛び石に(10) 参考図書もまじえてさらに「妄想」を広げる
思考も歩行も飛び石に(11) 「国府」に「市川」を探す 武蔵府中 Walk
思考も歩行も飛び石に(12) 歩いた後に調べる面白さ 武蔵府中「市川」発見伝
思考も歩行も飛び石に(13) 寄り道からの偶発コラボレーションが生んだ「市川地形」仮説
人との「遇」から「偶」を生む 街でたまたま出「遇」った人からもたらされる面白情報
八幡さまに導かれて葛飾風土記 「市川」の対岸を歩いて見えてきた市川、斎藤、そして湊
八幡さまに導かれて葛飾風土記(2) 「八幡」を追って見えた下総市川と武蔵市川との「対比」
静岡・興津で市川探究 仕事でたまたま訪れた静岡で「人名」市川を探る
静岡・興津で市川探究 (続編) 「人名」市川探究で見えてきた「市川気質」と「海人」ルート
点を集めて知図にしてパターンを探る これまでの「発見」をとりあえず「知図」にまとめる
【逗子の名は 自分の住んでいるところの知図をつくろう】
たまたま生まれ、たまたま引っ越し、何かの縁で住むようになった「現住所」の地名の由来を探りつつ、知図づくりの基本を学ぶ。
逗子が「逗子」になった謎を解く 中世が見える場所「逗子」の魅力
続・「逗子」の名は…… 図書館展示の資料を探る
逗子の辻子を厨子かついで歩く 辻子探究パート3
「略図」メイキング 「知」図の第一形態 〜「地図」をつくる〜
手描き「略図」を「知図」にする 近世の道を重ねて見える「逗子」
道祖神と地層が目覚めさせる時間感覚 土地への観察力、先人への感度、そして時空を超えた感覚を磨く
歩いて発見したことを「地図」で表現する 人類の生々しい歴史をあらわにする街「逗子」
辻子ピザ「交層焼」誕生! Feel°C Walk を重ねて発見した逗子のコンセプトをピザで表現
下田と対比して見えた逗子 ブラタモリ「下田編」を見て気づいたこと
【知図をどうやってつくるか】
知図の3形態 歩いて、集めて、見つけて、3つの形で表わせば見えてくる
散歩の足跡を略図化する 点と点をつなぐ軌跡をたどって共有する物語
省略しデフォルメする力 歩いて、地図をつくることの意義とは
【身のまわりの自然を追いかけよう】
日常の行動範囲の中でなんとなく気になった自然現象に着目する
逗子海岸 黒い物質のナゾを探る たまたま見つけた逗子の海岸を漂う黒い物質の正体を探る
逗子の地形と地質を追う いつも歩き、見慣れた光景を地形と地質の面から見つめ直してみる
気になる木を探せ 新たな年に「心機一転」ならば「神木(しんき)一転」ならぬ「神木七転」。神の木を七本求めてあちこち歩きまわる。「七福神巡り」の代わりに「神木七転(しんきしちてん)巡り」を行う
【身のまわりの人工物を追いかけよう】
たまたま歩いていて気になった人工物(どこにでもあるなんてことはないモノ)を足の向くまま気の向くまま追いかけたらどうなるかの探究
歩いて見つけて追いかける(1) 一緒に歩いていた子どもが関心を示した電線・電柱に注目し、自分の興味・関心で選んだモノではないモノをどう追いかけることができるか探究。
歩いて見つけて追いかける(2) 電柱の番号札を追跡したら見えてきた宅地開発の姿
歩いて見つけて追いかける(3) 電柱を追っかけていったら失われた風習を発見
歩いて見つけて追いかける(4) 電柱を観察していたら、電柱になりきった詩が生まれた
【まちで出遇った人物伝】
自分が住んでいるまちやちょっと出かけたまちを歩いていると、そこにゆかりのある歴史的人物の痕跡が、案内板や石碑などで突然現れる。こうして出「遇」った人物をとりあえず追ってみる。
My 偉人伝 北里柴三郎と出「遇」う たまたま読んだ漫画で知った偉人の痕跡をまちを歩きながら探り、発見した偉人の特徴を一枚の模造紙に表現した My 偉人シートを作る
歩いていてたまたま出「遇」った文学者の本の一部を読み、ゆかりの場所を訪れる
漱石 Feel°C Walk (1)猫の家から羽二重団子
http://tqwalk.mystrikingly.com/blog/21f02d0b2c6
漱石 Feel°C Walk (2)キヨの墓
その土地に今も残る風景・建造物からそこに暮らした人たち(有名・無名を問わず)のことを妄想する 大森・馬込 Feel℃ Walk
【捨てたもんじゃない】
フードロスを自分たちのやり方で解決してみよう。
NHK for School メタモル探偵団 食品ロスの謎にいどめ
フードロスを実態を探り、すでに行われている対策を体験し、自分なりにできそうなこととともに、こうしたら面白く解決につなげられるのではないかという大胆アイデアを発想する
【ジェネレーター習慣入門】
「もしも〇〇だったら」と考えるなりきり妄想力遊びの方法、面白がり仲間との偶発コラボレーションのあり方、いつも歩けば「偶」に当たると信じている姿勢、なりゆきの積み重ねでなりたつ面白がること、という日々のジェネレーター習慣の姿を描く
とりあえず、とりいれて、とり逃さず、とりとめもないことを面白がれ
【面白さを愛でてみよう】
歩く時間を決めその時刻が来たら強制終了
たまたま集合した場所から歩きまわって Collecting Dots したものから、意外な発見という「偶」という Connecting Dots が生まれ、これまでの見方が変わる Changing Pespectives が起こり、これまで考えてきたこととのつながりとこれからの展開という Continuing Stories が見えてくる事例
発見プロセスの面白さを3Cs(Connecting Dots・Changing Perspectives・Continuing Stories)で愛でる
品川実験 Feel℃ Walk
【隙(すき)間をつくって好奇(すき)るを高める】
学びのためではなく、ただ遊ぶということが結果的に学びの素となる好奇心を引き起こす事例
「すきる」を磨く 単なる朗読ではない探究する読み聞かせのあり方
読む前にまず歩き、そこで起こった出来事を自由に語りあって、テキストとつながるのをひたすら面白がる
「なりきって」観察する 自分が優れた観察者になりきって歩くことで見え方が変わる
ひたすら「戯れる」 なんてことはない遊びを即興で生み出し無邪気に戯れる体験をする
寺田寅彦『科学と科学者のはなし』に学ぶ 身近な探究・観察・文章スケッチ・親子共学のあり方の教科書
子どもから見た寅彦 寺田寅彦がどのように子どもとともに面白がったかを知る
【美術館との出「遇」い方】
ムナーリ展の展示で知ったこと、感じたことを、帰り道に実感する遊び
偶然をつかむ技で観察し遊び作品をつくる
【隠岐島前高校での Feel℃ Walk】
高校一年生約40人が1グループ4人ずつで高校の周囲へ放つ。一時間、なんとなく気になるモノ・ヒト・コトを集め続ける Feel℃ Walk を行った。その後、教室で発見をシェア。身の回りのよく知っているはずの場所で思わぬ発見があることを体感。なんとなく・とりあえず・ひたすらを大事に、自分に降りかかる「偶」をつかむことから探究が始まることを学ぶ授業を行いました。
【歩く思想&実践者の系譜】
迷い、巡り、遍歴する「遊歩道」
日本で初めての散歩者 勝海舟
永井荷風に Feel℃ Walk を学ぶ
寺田寅彦『写生紀行』に学ぶ
TQ Feel℃ Walker 萩原朔太郎
歩きまわる哲人 梅棹忠夫と南方熊楠
歩く民俗学者 宮本常一に学ぶ
宮本常一 父からの教え十ヶ条
鶴見良行語録 『対話集・歩きながら考える』
久住昌之 谷口ジロー 散歩もの
ルソーとソロー 二人の散歩者から学ぶ
トレイルズ 「道」と歩くことの哲学 ロバート・ムーアの本を読んで